これじゃルーダじゃなくヒールですね。反省してます。

http://www.atoz.ne.jp/mima_shimoda.html

下田美馬と三田絵津子コンビに最もズベ公魂を感じる。(略)ZAPとのノールール戦発表記者会見は女番長マニア永久保存の素晴らしい作品だった。最近、下田美馬は夢にまで出る。
藤木TDC東映ピンキー・バイオレンス浪漫アルバム』後記

上の記者会見の時の伊藤薫はマジで怒っていた。総ての後輩が口を揃えて「伊藤さんから理不尽な理由で叱られたことがない」という人格者の伊藤は本当に怒りに体が震えていた。
全女に非常ベルが鳴ったとき、伊藤は残り、下田はネオに去った。さらにネオを離れてWWWAのベルトを強奪しにフリーとして全女に戻ってきた。伊藤でなくても頭に来るだろう。
そんなことを含めてこの会見はスリリングだった。そして、あの頃の下田美馬藤木TDCにそう思わせるほどケバくてヤバい雰囲気を持っていた。
そんな下田の発言の中で僕が一番好きなのがタイトルの「反省してます」である。「ルーダ」と「ヒール」の差、ここにプロレスの奥深さを感じさせるし、この人が天才的ではないことを表している。同期の豊田ならばこんな反省はしない。やっぱりどっかいいとこのオジョウちゃんであることも垣間見える。ただ、本来そんな発言はぼくらに届くべきだったのだろうか。
「レディゴン」辺りが上記のような美味しいギミックのベニアを剥がして、いい人下田*1をちらっと載せたりしたことがある。このように下田に限らずリングと違う顔をやたらアピールし始めたのも、女子プロレスをダメにした一つの原因ではないか。フェイクを承知で藤木TDCのように酔ぱらうことを良しとしなくなった記事があふれ出したときに何かが失われたような...*2
藤木TDCは今でも下田美馬の夢を見るのだろうか。

*1:例えば他団体の後輩には「さん」付けで呼ぶ下田とか言う記事。

*2:まあ、それ以上に新人でルックスのいい子はすぐにグラビアなんかにフィーチャーされてそれでアガリと思ってしまいすぐにやめたり退団したりってのが続いたってのが多かった手の方が痛かったのだろうが。