懲りないひと(たち)

なんでこうも解り易いのかね、ドンキ社長の記者会見。
妙な「正義感」や「使命感」に燃えたというカン違いな記者たちがあおったとはいえ、あんなに怒っちゃダメでしょ。
「人命より演出は重要ではない」なんていってたけど。消防署の指導ブッチし続けた口がよくいうなぁと思うが、責任は彼たちだけにあるわけでない。
消費者自体が「人命より低価格や豊富な商品を求めている」んだから、あの事件の責任はそういった購買傾向にある全員にあるのだ。ドンキだけを責めるのはお門違いだ。
資源の乏しいこの国の国際競争力を保つために施行されたはずの「リサイクル法」だって、本来の目的は理解されることなしに変なことになっちゃっているのも同じような理由だ。イーオンやビッグなんかその法の精神がきっちり理解されていたらもっと厳しい行政指導がされてしかるべきだった。また、あれらのリサイクルされるべき「廃品」のうち「フロン」は明らかに金氏朝鮮で部品洗浄に利用されている。そのことに無自覚で「経済制裁」など言う口には笑ってしまうしかない。クソみたいな「家電価格競争」に加担しているもの(販売者であれ、消費者であれ)は「経済制裁」を口にする資格など無いのである。悪気はなかったというかもしれない。しかし、その悪気の無さ、無自覚さがより犯罪的である。
この世はそんな無自覚なバカで回っている。今回の事件の責任はぼくら総てにある。そのことが分ってないから記者たちは社長を糾弾できる。人々は非難できる。でも、そんなもんである。