『ラストクリスマス』は韓流への逆襲だ
いやあマジでビックリしたぞ、「ケンジ!」っての。僕はその手に乗るものかとは思ったが、「カンチ」と聞き間違えて、もしくはワザとそう思い込んで見てしまう人を誘導するとはスパムCMだな、あれ。
で、CMのBGM*1としてお約束のワム*2の「ラストクリスマス」が流れている。まあ、この時期達郎とともに捏造誕生日商戦の応援歌として定着した曲だが、「ラ〜スト♪」と歌い始めて、歌詞がわからなくて誤魔化すぐらいなら「泣かないでひとりで♪」と安全地帯の「悲しみにさよなら」を歌ってみてほしい。別にしなくてもいいが*3。
やはり、フジが恥も外聞も臆面も照れもなく、「ラストクリスマス」なんて直球勝負を挑んだのも「韓流」で「カッターやツーシームじゃなくていいんだ」と思ったからだし、「冬ソナ」その他のテーマソングを聞いていて
「玉置浩二じゃん」
と思ったからだろう。
いつか忘れたが「韓国における日本文化の開放」とかいうようなNHKの番組で、映画に関しては「日本映画より韓国映画のほうが面白いもん*4」て言う映画好きのインタビューが流されたのに対し、音楽の場合は作曲家が口を揃えて日本で好きなミュージシャンは?に「玉置浩二」と答えていたのを覚えている。まあミスチルの桜井がコステロ好きなのをちゃんと言ってるような潔さだったが。でも、韓国では国の威信をかけて玉置浩二はおおぴらに出来ないなあと思った。日本の音楽業界がXTCやニック・ロウ*5やジェフ・リンをみんなに紹介しないのといっしょの理由だ。
で、時は流れて毎日毎日この国のテレビでは玉置リスペクトな曲が外した吹き替えもしくは字幕つきで流れている。
だったら、なのである。
ならば玉置浩二そのものを使えばという意見もあろうが、それはフジの最後の「プライド」なのだろう、メイビー。