なんといったらいいか

まあ、予想されたことではあるが、少なからずショックはある。ただ、正直なんと言っていのかわからない。これが多くのさまざまな「死」といっしょにして良いものかどうかもわからない。
ふと『殺人現場を歩く』という本を思い出した。殺人現場を歩く
この本で語られる事件について、僕らは当時は騒ぎに騒いだものの、今となってはあっさりと忘却している。いや、それが良いの悪いのということではなく、僕らは忘れることでしか「日常」に戻っていけないのかもしれないなと、この本を読んだ時感じたのだ。
しかし、忘れられない人たちは存在している。被害者のご家族・関係者の方々だ。今回のご遺族のコメントは非常に抑制が効いていて、昨日あんなことを書いた手前もあり、逆に引っかかってしまったようだ。
やはり、何をいってもうそ臭くなる。
ただ、これだけはいいたい。騒ぐなら忘れるな。忘れるんだったら騒ぐな。
いや、僕にはそんなこという資格はない。しかし今、ご遺族の方々を貶めるようなことはしてはならないと思う。
そしてさほどピンとこなかった「死」に対してのピンを少しでも残してはおこうと思う。