すべからくねぇ

「すべからく」をすべての誤用だ!というのはそうだろうけど、
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%a4%b9%a4%d9%a4%ab%a4%e9%a4%af
「すべからく」は「すべし」で結ぶべしっていうのがなんか変。
確かに漢字で書けば須くとか須らくでしょうけど、元はといえば「すべからく」は「すべし」の活用から生じた言葉なんだから。
というか、澁澤龍彦呉智英がこれを指摘した時ならともかく、今時こんなことわざわざこんな風に指摘するのってそれこそ浅ましい気がする。というのも彼らは彼らが指摘した当時の「すべからく」誤用してる人の鼻持ちならなさ加減が嫌だったわけで、逆に僕はそのやな感じをこの誤用指摘に感じる。
でも、これって僕よくやるんだよなあ。それ間違ってる!という指摘。反省、反省。相手選んでしないといけませんね。
そういえば「判官贔屓」を「ほうがんびいき」と「はんがんびいき」と読もうともうどっちいいけど、「はんがんびいき」を批判しておいてその由来の「源九郎判官義経」を「みなもとの」とルビ打ってあるのなんかはやだな、やっぱ「げんくろう」でしょ、みたいな指摘をするのもいっしょ。注意、注意。
それが嫌われる原因だ。嫌われたい時はすごい有効だけど。ちなみに「すごい」は「すごく」の誤用ね。