思い出したように村崎百郎本

村崎百郎の本

村崎百郎の本

が出版された時、アマゾンのレビューで☆☆☆をつけた。不満があったからしようがない。
そのかわりと言ってはなんだけど、この本で紹介されてる本で持ってないものはなるべく買って読もうと思った。でも、いくつかは古書価が高かったり*1で手に入れなかった。
そのうちの一つ
夜、因果者の夜

夜、因果者の夜

は雑誌「ガロ」(93年10月号)の再録ばっかだろうと思い込んで買ってなかった。でも、先日オークションで手頃の値段であったんで“思い出したように”落札してみた。


ところが、これがめっちゃくちゃ当たりだった。本名の、というか本業の黒田一郎編集である、この本には「良縁ニュース」なる同盟の座談会が収録されてて、一応村崎百郎名義で司会っぽい立場で参加してるんだけど、後に完成した「鬼畜」「因果者」キャラ*2はまだまだ不完全で、ちゃんと聞き役を果たしていて、だったら村崎って名前ここでは使わなくって、ふつうに編集の「―」でいいんじゃんか、と。
他にも『ディ―プ歌謡』と『ディープ・コリア』を合わせてチゲで煮込んだような韓国ポップスの研究の第一人者のインタビューがあったりと、もっと早く手に入れれば良かったという内容だった。


と、思い出したように、なんにもなかったようにこそっとダイアリーを再開してみようかな、と。

*1:なんちゃかんちゃで1,000円越えるもんはパスした

*2:「社会派くん」で相手があんまりにポンコツ過ぎて機能しなくなったけど