メディアの基礎ツッコミ力

今になって「ミモレット」が人気だそうである。はは。
この国のメディアのダメさ加減を物語るいい例がこの元「干からびたチーズ」であろう。あの極小脳の元総理の映像が流れた瞬間、ネットでは同時多発的に
「それって高いんだってば!!」
というツッコミが入っていたが、TV・新聞の大手メディアは、瞬時にツッコミを入れることが出来なかった。TVに至っては現場の記者・カメラパーソン、制作スタッフ・ニュースリーダーの誰一人として「あれ?」という疑問を持たずに、総ボケしたまま映像を繰り返し流し続けた。いや、おそらく何人かの人間はおかしいなぁと云った感情は持っていただろうが、そんな真っ当で冷静な意見はとっとと長いものに巻かれてしまったに違いない。
そもそも大事な政局の話をするのに、「酒飲まんでもよかろうもん」というツッコミもなかった。小宮悦子の「自分の元親分には寿司ぐらい出したらどうだ」というのが代表意見として、純ちゃんのセコさを攻撃する材料として使われたってのが現状。別にミスドだってマックだっていいじゃん。まあ、「自分の元親分なんだからスタバくらい奮発したら」ってのなら話は解るが・・・
「財政改革」って単純に云ったら、つまんない無駄を失くすことだろう。こんな時の「酒」や「ビール」や「豪華な肴」は無駄以外のなにものでもない。そんなことさえ、この国の政治家もメディアも思いが及ばない中での改革なんて到底無理ってこった。